『ほの暮しの庭』は、日本一ソフトウェアが出した「生活シミュレーション」です。舞台は、奇妙な掟が残る彼ヶ津村(かがつむら)。「八つの掟」の全文は、確認した公式サイトと開発者インタビューの範囲では記載が見当たりません。この記事では、公式サイトと開発者インタビューで語られていることと、語られていないことを線引きして整理します。都市伝説ラボでは、掟の意味を推理するのではなく、まず一次情報の範囲を確かめる立場を取ります。
ほの暮しの庭とは|発売日・対応機種・ジャンル
日本一ソフトウェアの公式サイトは、ジャンルを「生活シミュレーション」、発売日を「2026年7月30日(木)」と記載しています。対応機種は、Nintendo Switch 2、PlayStation 5、Steam/Windows、Nintendo Switchです。お知らせ欄には「国内累計25万本突破」とも掲載されています。
なお、Steamストアのリリース日表示は「2026年7月29日」で、公式サイトとは1日ずれています。ずれの理由は、確認できる範囲では示されていません。
CEROの区分は「C(15歳以上対象)」です。Game*Spark(2026.4.2)は、日本一ソフトウェアがこの区分への決定を発表したと報じています。
公式のあらすじは次のとおりです。幼い主人公は山の中を彷徨っていたところを村人たちに保護され、この土地で新たな暮らしを始めます。そこには「強制される不可解な彼ヶ津村の掟、頑なに口を閉ざす村人たち、日常に侵食する何者かの気配」があるとされています。主人公が「本当の村の一員」になれるのかが、物語の問いです。
八つの掟で公開されている内容と、村長の説明

公式サイトの「日々の暮らし」のページは、「彼ヶ津村に伝わる「八つの掟」」を紹介したうえで、「長い歴史を持つ彼ヶ津村には、古くからの習俗が今も残っています。」と説明を添えています。
掟の例として挙がっているのは「見知らぬ者に近づくな」「失った物を探すな」です。村長はこうした掟を「集落の豊かな暮らしを守るためのルール」だと語る、と公式サイトは記しています。
メディアの記事からは、ほかにもいくつかの掟が分かります。
| 掟の内容 | 出典 |
|---|---|
| 見知らぬ者に近づくな | 公式サイト「日々の暮らし」 |
| 失った物を探すな | 公式サイト「日々の暮らし」、AUTOMATONの販売本数の報道 |
| 夜間外出禁止(午後11時以降) | 4Gamer.net プレイレポート(掲載日 2026/06/15)、AUTOMATONの販売本数の報道 |
| 村を出てはならぬ | AUTOMATONの不具合に関する報道 |
4Gamerは、村に「夜間外出禁止」の掟があり、「11時を過ぎると強制的に帰宅,就寝させられてしまう」と報じています。AUTOMATONの不具合報道は、本作「本来」の掟には「村を出てはならぬ」というものもある、と書いています。
ここで注意したいのは、この表が八つの掟すべてではないことです。公開されているのは例示と報道での言及にとどまり、八つの一覧は、確認した範囲では見当たりません。
元ネタは何か|開発者が語った「民話・風習・因習」
元ネタについて、開発側が語っている範囲は限られています。電撃オンラインの開発者インタビュー(公開日時 2026年06月15日)で、企画・ゲームデザイン担当でシナリオも手がける溝上氏は、村の雰囲気を「全体的に古い風習や民話的なものが残っているイメージですね。」と説明しています。
着想元についての発言は、次のとおりです。
特定の場所や物を参考にしたというよりは、さまざまな民話や風習、それから民俗学的な日本に古くから伝わる因習のようなものから、いろいろと着想を得て作っていった、という感じです。
(電撃オンライン 開発者インタビューより)
つまり開発者は、「特定の場所や物」を参考にしたとは言っていません。語られたのは、民話・風習・因習といった広い範囲から着想を得たという点までです。
そのため、個々の掟を特定の伝承や地名、神話に結び付ける説は、公式の裏付けがない読み方です。考察として楽しむのは自由ですが、「元ネタは〇〇」と断定できる材料は、この記事で扱った公式情報にはありません。
同じように怪異を扱う新作ゲームの考察としては、八尺様がいた夏休みの考察記事があります。地図から消えた村の噂が気になる方は、犬鳴峠の記事も参考になります。
怖いのか|開発者の言う「不穏ゲーム」と8対2の配分

開発者は、本作を一般的なホラーゲームとは位置づけていません。電撃オンラインのインタビューで溝上氏は、「いわゆる、がっつり幽霊が出てきて戦うような、よくあるホラーゲームとは違うんです。」と話し、「ホラーゲームというよりは“不穏ゲーム”ですね。」と語っています。
配分についても発言があります。4Gamerのプレイレポートでは、開発責任者の勝又美桜氏が「ホラーゲームを作るうえで因習村はやりやすい設定で,ここに近年話題の田舎暮らしを楽しめるファームゲームを組み合わせてみました。」と話しています。続けて「ファームゲーム:ホラーゲームを8:2にするというバランスが決まりました。」とも述べています。
AUTOMATONの開発者インタビューでは、溝上氏が本作のコンセプトを「ずばり「因習村で暮らそう!」というものです。」と述べ、勝又氏がプレイ時間の配分は「8割ほどが農場シミュレーション」だと語っています。怖さの中身については、インタビューでは「どちらかというと、人間の怖さや秘密にされていることへの恐怖といった要素が中心です」という発言もあります。
公式サイトの「真夜中の村」のページも、夜の村について「勇気を出して掟を破り、彼ヶ津村の闇へと足を踏み入れてみましょう。」と案内しています。そこに現れるものは、「害をなすものなのか、それとも、ただそこに在るだけなのか」と問いかける書き方です。なお、これは公式サイトの紹介文であり、どの程度怖いかを示す評価ではありません。
エンディングはあるのか|2つのモードの違い
エンディングの有無は、遊び方のモードによって変わります。インサイドの試遊レポートと開発者インタビュー(2026.6.15)で、発言は次のように分かれています。
- 開発責任者の勝又氏:「あんしん暮しモード」は「掟を守るモード」で、掟を守っていれば村でずっと安全に暮らせる。そのため、エンディングはない。
- 溝上氏:「ほの暮しモード」にはエンディングがあるが、急にゲームが終わってしまうような形ではない。
溝上氏は、「ほの暮しモード」もクリア後は「ファームゲームとしてエンドレスに遊べる」とも述べています。
AUTOMATONの販売本数の報道も、「村の掟が破れなくなるため、穏やかにスローライフが過ごせる「あんしん暮し」モードも用意されている。」と伝えています。掟を破る体験を求めるかどうかが、モード選びの分かれ目になりそうです。
エンディングの中身や分岐の条件については、この記事では扱いません。公式と開発者の発言からは確認できないためです。
公式・大手メディアがまだ明かしていないこと
ここまでの情報を踏まえ、2026年10月6日時点で確認した範囲では、次の内容は記載が見当たりませんでした。確認したのは、公式サイトのトップ・あらすじ・日々の暮らし・真夜中の村・登場人物の5ページと、電撃オンライン・4Gamer・インサイド・AUTOMATONの上記記事です。
- 八つの掟の全文
- エンディング分岐の内容
- 登場人物の正体
個人ブログや攻略サイトには、これらを推理した説があるかもしれません。ただし、それらは公式・開発者の発言ではないため、この記事では取り上げていません。
この記事で取り上げた公式の記述は、掟があること、その掟を村長が「集落の豊かな暮らしを守るためのルール」と語っていること、そして夜の村には破ることで踏み込める闇があること、の三つです。その先を埋めるのは、プレイする人それぞれの読みになります。
よくある質問
ほの暮しの庭はホラーゲームですか?
開発者は「ホラーゲームというよりは“不穏ゲーム”」と説明しています(電撃オンラインのインタビュー)。ファームゲームとホラーゲームの配分は8対2を目指した、とも語られています(4Gamer)。
八つの掟は全部公開されていますか?
いいえ。2026年10月6日時点で確認した範囲では、公式サイトと上記の開発者インタビュー・報道に全文は見当たりません。「見知らぬ者に近づくな」「失った物を探すな」「夜間外出禁止」「村を出てはならぬ」などが、例として伝えられています。
エンディングはありますか?
モードによります。「あんしん暮しモード」にはエンディングがなく、「ほの暮しモード」にはあると、開発者がインサイドのインタビューで説明しています。
📝 免責事項
最終更新: 2026年10月6日。本記事は公開情報をもとにした考察記事であり、個人の見解を含みます。※ゲームの発売状況・価格・対応機種は変更される場合があるため、最新情報は日本一ソフトウェアの公式サイトでご確認ください。
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